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大久保 綾子; 小畑 元*; 間柄 正明; 木村 貴海; 小川 浩史*
no journal, ,
海水中に含まれる放射性元素の中には、数fg(10-15g)/kgの極低濃度で存在するものが多く、それらの元素を質量分析法で測定するためには、前濃縮が必要となる。鉄共沈法は、古くから用いられてきた前濃縮法の一つであり、酸性の試料溶液に鉄(塩化鉄溶液など)を添加した後、アルカリ性に調整することで、目的元素を水酸化鉄と共に沈殿させる。簡易な方法であるが、水酸化鉄が沈殿するまでには数日間を要する。本研究では、海水中のトリウム同位体を測定するために、ポリアミン型のキレート樹脂を用いて、トリウムを共沈させた水酸化鉄を迅速に回収する方法を開発した。目的元素であるトリウムが定量的に回収されたことから、水酸化鉄中のFeイオンがキレート樹脂に吸着した上で、トリウムと水酸化鉄の結合は維持されていたことが考えられる。本法の適用により、数日間を要していた処理時間を3-4時間に短縮することができた。
中野 将貴*; 大石 知司*; 渡邉 雅之; 青柳 登
no journal, ,
近年の表示機器の発達に伴い、カラーフィルター(CF)用有機色素の研究が進んでいる。そこで、顔料の耐光性、染料の溶媒可溶性を併せ持つラテント顔料が注目されている。ラテント顔料とは、顔料分子に保護基を置換させ、分子凝集を防ぐことにより染料のように有機溶媒に可溶化させた顔料である。また、加熱処理により元顔料に戻るという特徴を持つ。これにより、膜形成時は染料のように使いやすく、実使用時には顔料の耐久性が発現する。本研究では、CFの赤色顔料であるdiketo pyrrolo pyrole(DPP)類縁体のMWを用いたラテント化及び含有薄膜の高効率合成法と、置換基の違いによる蛍光特性の検討を行った。